非合法ドラッグの概要
初めに非合法ドラッグの定義を説明します。日本では、
「麻薬及び向精神薬取締法にリストアップされている化合物で、注意事項に反した所持、使用を行ってはいけない物」
とあります。なぜそれらのドラッグは禁止されているのか。簡単に言えば、人間にとって毒だからです。
社会にとっても害だからです。
人間にとって毒であるのは分かると思います。詳しい作用は後ほど説明します。
では社会にとって害というのはどういうことでしょうか。これは私の考えですが、
まず非合法ドラッグを使用した者の末路として考えられるパターンがいくつかあります。
アッパーを使用し続けると、初期状態では無敵モードですがいずれ体は壊れてしまいます。
よって使えない人間となります。労働力としての価値が無くなるので国にとっては都合が悪いわけです。
ダウナーもほぼ同じですが、アッパーより廃人レベルが高くなります。
サイケという種類もあります。主に幻覚作用があります。幻覚作用によって反社会的行動をとる可能性があります。
これも社会の秩序を乱すので国にとって都合が悪いわけです。
非合法ドラッグ全般に言えることですが、ドラッグに依存してそれ以外のことに関心が無くなることもあり得ます。
よって経済にとっても害なわけです。ドラッグしか買わなくなるので。どちらにせよ金持ちでもない限り金が尽きるので、
他の物が買えなくなります。
これらの理由で国が禁止しているのだと思います。麻薬及び向精神薬取締法にリストアップされている化合物というのは、
これらの作用を及ぼす可能性のある物のことを指しているわけです。
しかしなぜタバコと酒は禁止しないのか。これは経済にとっても国にとっても良い効果があるからではないかと思います。
どちらも商品であり、税金がかけられていますから。
結局の所、合法、非合法かは国の都合によって決められているわけです。
ドラッグもタバコも酒も、国よって規制が緩い国とそうでない国がありますから。
何がいけないことかを決めるのは、人の道徳観ではなく国の都合、統治者の都合によって決められているのです。